近年はiPS細胞など幹細胞の活用をテーマとする再生医療研究や、次世代電池の研究開発や宇宙関連技術に関する研究等、最先端の研究現場から器具や機器の相談をいただく機会が増えて参りました。これらからの要望に応じるために2つのブランドを立ち上げて、研究現場の課題を解決できる製品開発を進めております。
細胞培養/ライブ輸送 容器&デバイス
「“細胞を生きたまま目的地へ運ぶライブ輸送”と“培養容器の理想形”をプラスチック製容器で実現する」これがiP-TEC🄬のコンセプトで、2015年にブランド化しました。主なターゲットは一貫して再生医療研究です。
ライブ輸送では、細胞を収納する一次容器から一次容器を保定する二次容器、内部を保温保冷する三次容器、そしてライブ輸送に必要な温度を生み出す潜熱蓄熱冷材といった各種デバイスの提案や開発をおこなっています。
また培養容器では、閉鎖系培養と灌流培養という2つのキーワードで製品の提案や開発をおこなっています。
理化学機器・設備ブランド
2016年機器・設備ブランド「LaCREA(ラクレア)」が誕生。
“Laboratory”、“Clear”、“Creative”を掛け合わせたブランド名のもと多くの機器・設備の開発に取り組んできましたが、さらにオーダーメイド対応を強化し、2022年、新たに「LC4P🄬(エルシーフォーピー)」とブランド名を改め再スタートしました。
4つのP(Professor、Professional、Pioneer、Product)のために、アイデア力を発揮して、業界・分野に捉われない研究環境を創造しています。
お客様の視点でモノづくりを考えることが重要です。まずはお客様の声にしっかりと耳を傾け、課題やニーズを敏感に探り、長年の技術と経験、そして柔軟なアイデアで付加価値ある製品を開発してきました。
事例①揮発性の高い薬液も液垂れさせないユニークなキャップ構造
事例②アクリル製チャンバーで視認性に優れる恒温恒湿器
事例③重力原理を利用した痒いところに手が届くような製品
フッ素樹脂PFAは耐薬品性、耐熱性に優れ、そして何より純粋性が高い樹脂として知られ、その特長を活かして半導体業界や各種微量分析といった分野で広く使用されています。このPFA製のボトルを作るためのブロー成型技術は、実は世界を見渡しても数社しかないのです。その中の1社がサンプラテックです。特殊な成形機、特殊な成型条件、特殊な金型など通常の樹脂成型とは大きく異なります。サンプラテックは長年の経験をもとに独自の技術でPFAボトルの製造をおこなっており、今や国内に留まらず東アジア、米国、欧州を中心に世界的に出荷をしております。
サンプラテックの主力商品群の一つがプラスチックボトルです。最小20mlから最大30Lの容量バリエーション、様々な種類のプラスチック、丸型や角形といった形状バリエーション、純水洗浄処理済、滅菌処理済、帯電防止性、フッ化処理といった2次加工バリエーションなど、お客様の要望に対応することができるように豊富なラインナップを取り揃えています。容器専門のブランド「IREMONO]を立上げサイト展開も行っています。また、人気コンテンツ「容器選択ガイド」でほしい容器を一発検索することが可能です。
お客様の研究内容によって、求める実験器具は様々です。そもそも研究とは“試す”ことの連続です。既存の実験器具で変化ある研究に対応していくには限界があります。そこで、サンプラテックでは、お客様のご要望に応じたオーダーメイド製品を1点からでもお作りしています。特にグローブボックスや真空デシケーター、フード等アクリルや塩ビ樹脂を用いた加工品はニーズが高く、最近では金型から製作する成型品のオーダーメイドも多くなっています。サンプラテックでは、お客様の目的や必要数量、予算等を総合的に考慮し最適な製造方法を提案することを得意としています。これらオーダーメイド製品は『特注工房』から受付をしております。